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428th FS”バッカニア”所属のF-111E、尾翼のフィンチップのブルーのラインに部隊名が入っている。主翼付け根のグローブベーンが立っているが これは、着陸の際スピードを落す為のブレーキの役割を果たす。
F-111's  Page

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アメリカ本土にもう一つあったF-111の戦術戦闘航空団が、ニューメキシコ州のキャノン空軍基地を本拠地とする第27戦術戦闘航空団(27th TFW)だった。一時はF-111Aを受領したこともあったが、初期のトラブルの際にネリスに引き上げられ 1969年9月にF-111Eを受領。これもまた一時的なもので、やっと配備されたF-111Eは、その機体をイギリスのアッパーヘイウッドにある20th TFWに引き渡された。そして最後に本格的な配備となったのが F-111D型である。1973年にF-111Dの受領が完了し その後20年近くD型を使い続けた航空団として有名である。F-111Gの訓練を担当する428th TFTSやEF-111Aの430th ECS(電子戦飛行隊)が配備された際は、最大5個飛行隊を擁する一大F-111基地となった。F-111引退の際 キャノン基地の閉鎖が予定されたが、住民の運動により基地存続となった事は有名である。今はF-16C/Dを擁する航空団となっている。
Photo by Okinawabito
第27戦術戦闘航空団にF-111Dが、配備された当時の編成

第522戦術戦闘飛行隊 522nd TFS ”FireBalls"  1972年5月よりF-111Dに転換開始
第524戦術戦闘飛行隊 524th TFS ”Hounds"   1972年8月よりF-111Dに転換開始
第523戦術戦闘飛行隊 523rd TFS ”Crusaders"1973年2月よりF-111Dに転換開始 (481TFSより名称変更)

第27戦闘航空団として 最も多くのF-111を配備していた頃の編成

第522戦闘飛行隊 522nd FS ”FireBalls"  1992年2月よりF-111Fに転換開始
第524戦闘飛行隊 524th FS ”Hounds"   1992年9月よりF-111Fに転換開始
第523戦闘飛行隊 523rd FS ”Crusaders"1992年12月よりF-111Fに転換開始
第428戦闘飛行隊 428th FS ”Buccaneers” 1990年F-111G(旧FB-111A)を受領  G型引退にあたり1993年6月F-111Eに換装
第430電子戦飛行隊 430th ECS ”Black Falcons” 1992年EF-111Aを受領